不老倉鉱山関連廃道 来満街道来満峠越えその1
そろそろ花粉症の症状が出てきたような気がする今日この頃、皆さん元気ですかー?
最近はいろいろな理由で新規探検を控えているので昔探検してまだホームページで公開していないネタを紹介すると前回宣言していたので探していたら、ちょうどよさそうなネタがあったんで、これから何回かはそれを更新していくぜ。
そのネタというのは、ホームページのほうでは既に何度か紹介している秋田県鹿角市にある不老倉鉱山。
その関連遺構として、かつて田子町の住民が鉱山まで働きに行くため、あるいは食料や物資の輸送等に使われていた道路である来満街道来満峠越えのルート(廃道)を走破したから、これを紹介することとしたい。
不老倉鉱山についてはホームページのほうで概要等を紹介しているのであまり詳しく説明はしないが、大正時代に全盛期を迎えた銅山であり、鉱山内部には電気軌道も通っていたり、また鉱山のふもとには学校のほか娯楽施設もあったりと下手な都市部よりも繁栄していたのだった。
やがて資源の枯渇などにより戦後間もなくして休山となったのであった。
その全盛期には田子町からも多くの労働者が従事しに行っており、また鉱山で働く人たちの食料等も八戸などから運ばれていたらしい。
その人たちが通った旧道が今回紹介する来満街道である。
さらにいうと、来満街道というものは全部で3つあるようで、①田子町から山中宿をとおり大湯へ続く道(今の国道104号がそこそこ近い。ただし鹿角方面へ降りる場所が今と違う)、②田子町のみろくの滝付近から直接鉱山までショートカットで行く道(今回紹介する来満峠越え)、③同じくみろくの滝付近から一度山方面(南側)へ大きく迂回し、鉱山へ向かう道(俗にいう不老倉峠越え)の3つのルートがあった。
それぞれのルートにはそれぞれ長所・短所があるのだが、今回の来満峠越えの道は距離は短いものの急坂のアップダウンがきついといったところだろう。
ごたくはこれくらいにしてさっそく紹介していく。
まず田子町のみろくの滝を目指して車を走らせた。
ここから右へ向かうと間もなくみろくの滝なのだが、世界のサトアツはみろくの滝には目もくれず左の道へ進んでいった。
5月中旬ということもあり、まだ新緑のころであったため、非常に気持ちがよかった。廃道探検ということを忘れそうなくらいだ。(もちろん忘れなかったのだが)
そして先ほどの入口付近からほんの100メートルくらい歩いた場所に、目当ての廃道の入口があった。
どこが入口かわかるべか?
次回はいよいよ廃道へと突入するぜい!
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